T氏に『浮気宣言』をした翌日、雅治に会った。
場所はいつものホテル。
そしていつもと同じ時間。
約束の時間に少し遅れて駐車場に着くと、私に続くように雅治も到着した。
車から下りて雅治に駆け寄る。
視線が合い頬笑みながら声を掛ける。
「久しぶり」
何年も会ってない訳じゃないのに、随分と会ってなかったような気がした。
そして二人寄り添いながらホテルの中へ。
エレベーターに乗り込むと雅治のコロンの香りが充満する。
この香りを嗅ぐだけで何故だか体の奥が熱り出す。
目的の階に着き、お互いの近況報告をしながら部屋に入った。
上着をクローゼットに掛けたりバスにお湯を入れたりと動きながらも私達の会話は続いた。
一息つき、やっと二人でソファーに腰を下ろした。
「もう… あんな写メ送られたらビックリしちゃうじゃない!」
以前、新年会の最中に送られてきた雅治のカチカチに勃起した写メの事だ。
「あはは、超勃起したから見せてやろうと思ってね」
「あの後、大変だったのよ。濡れっぱなしで…」
「今だって濡れてるんじゃないの?」
そう言って雅治の唇が私の唇に重なった。
優しいキスを何度か繰り返し、私はミニスカートの裾を少し抓みあげて雅治の腿に向かい合うように跨った。
雅治の顔に覆いかぶさる私の長い髪を自分で掻き上げながら舌を絡ませ合う。
「おっぱい見せて…」
雅治の手が私のシャツをゆっくりと捲り上げた…。
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THEME : 官能小説 - GENRE :
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