中学校の同窓生、康則。
彼との関係が始まって10年くらいになる。
会うのは月に1回程度。
その中でセックスしたのはたった2回だけ。
「2回」
これには理由がある。
私達の間には目に見えない壁があり、なかなか相手の領域に踏み込めないのだ。
結婚後何年か過ぎ、同窓会で康則と会った。
相変わらず私好みのいい男だ。
久しぶりの同窓会ということもあってテンションも上がり騒がしい夜だった。
いつしか康則は私の隣に座り、昔話で盛り上がっていた。
カラオケと笑い声の飛び交う中、私達は顔を寄せて会話を楽しむ。
「お前が結婚するって聞いてショックだったよ」
突然、康則が話題を変えた。
「知ってるよ。N子から聞いてた…」
「え? それじゃお前の事が好きだった事も?」
「うん、知ってる。私も康則の事好きだったし…」
それを聞いて康則は自分の太ももをバチンと音を立てて叩いた。
「何だよ?、あの時告っとけば良かったなぁ!」
少し悔しそうな顔した後、二人で大笑いした。
そしてこの同窓会がきっかけで、私達の距離は急速に縮まったのだった…。
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