この日は待ちに待ったWデートの日…。
以前、T氏に連れて行ってもらった小料理屋で待ち合わせをした。
この日は生憎の雨でちょっと憂うつな気分だ。
私は親友のMちゃんを連れ、水溜りのない場所を選びながら目的のビルへ向かった。
ビルの外階段を上ると窓際のテーブル席に座るT氏がこちらを見ていた。
軽く手を振って店内へと入る。
緊張気味のMちゃんを伴ってT氏の座る席へ。
「こんばんは」
T氏の向かいの席にはT氏の友人?さんも既に待っていた。
?さんはがっちりした体格にストールとハンチングをお洒落に着こなしていた。
この日は私もハンチングを被っていたので何となく親近感が湧いた。
お互いに自己紹介をして乾杯。
T氏の話では?さんは「潮吹き名人」らしい。
一度も吹いた事のない私は?さんに興味津々だった。
しかし突き指をしたらしく右手の薬指を腫らしていた。
「こんな指だから今日はどうかな…」
そう言って苦笑いした。
いきなりのエロ話に少し怪訝な顔を見せたMちゃんだったが、酒を交わしながら談笑した。
T氏は私達より1時間程早く来てたらしく、酒も回ってエロトークを炸裂させていた。
私はMちゃんの顔色を伺いヒヤヒヤしながらそのやり取りを見ていた。
取りあえずMちゃんの男性観、セックス観は聞きだし顔合わせは終了。
私達はお腹も程良く満たされ、カラオケを歌うため店を出た…。
... 続きを読む;
THEME : 官能小説 - GENRE :
アダルト