先日、友人のBARへ遊びに行った時に、
「彰宏がよろしく言ってたよ」
友人にそう言われた。
「彰宏」
友人の元バンド仲間で結婚前の私の元彼。
付き合っていた頃からプロのミュージシャンを目指していたが、
最近、少しずつだけどTVで見かけるようになった。
今年の秋、凱旋ライブをした際、友人のBARに顔を出したらい。
「元気そうだった?」
「うん、お前に会いたがってたよ。」
「ふ?ん…」
私は会いたいとは思わない。
だって、会ってしまえば彰宏の世界に引きずり込まれそうで怖いから…。
2歳年上の彰宏とは某大学の音楽サークルで知り合った。
体は小さいがギターを弾きながら歌う姿はとても力強く、彰宏の存在はバンドの要となっていた。
サークルの仲間達は毎日どこかの家に集まって遊んだ。
勿論、私の部屋に来ることもあった。
彰宏はよく私の部屋に忘れ物をしてそれを取りに来た。
この日も「サングラスを忘れたから」と言って一人でやって来た。
玄関でサングラスを手渡したが、
「前回のライブのビデオ貰ったから一緒に見よう」
そう言って一本のビデオを差し出した。
私はそれを受け取り部屋に通す。
すぐにTVを点けて、ベッドのフレームによし掛り、
並んでライブ映像を鑑賞した。
映像にはいつもの顔ぶれ、いつもの演奏が映し出されていた。
ビデオが終わるとTVではプロレス中継が入っていた。
インチキくさい技の掛け合いを笑いながら観戦。すると、
「この技、俺も掛けれる!」
突然、背後から抱きついてきた。
「ちょ、ちょっと…!」
座った状態で上半身は両腕を押さえこまれ、
後ろから伸びた彰宏の足は、膝の辺りに絡まり、私の足は左右に思いっきり開かされた。
この日履いていたデニムのミニスカートはお尻まで捲り上がり、
黒のショーツが露わにされていた。
「こんな技じゃないし!」
初めは軽く抵抗したが、すぐに力を抜いて彰宏に体をあずけた。
彰宏の手は私のTシャツの裾から素肌を這ってブラをずり上げた。
露わになった乳房を強く揉みだす。
硬くなり始めた乳首を指で軽く押したかと思うと今度は力を入れて抓みあげた。
「いっ……っ!」
痛さで思わず顔をしかめる。
硬くなった乳首は赤く腫れ上がった。
彰宏は私の首筋を吸いながら右手をショーツが露わとなった下半身へと這わせた。
硬く膨らんだ恥骨を通り過ぎ、柔らかく湿った部分をショーツの上から弄る。
指を上下に滑らせていると膨らみ始めたクリトリスに触れた。
彰宏は少し尖った膨らみを爪で弾きだした。
「あぁっ…んっ」
体が反り返るのと同時に割れ目から熱い物が一気に溢れ出る。
溢れ出た愛液を確かめるかのように、ショーツの脇から指を滑らせた。
濡れたヒダの間を何かを探すように弄り出す。
彰宏の指がクリトリスを捕えた。
捕えたクリトリスを思いっきり親指と人差し指で抓みあげた。
乳首よりも激しい痛みがクリトリスに走る。
苦痛のあまり足を閉じようとしたが、絡んだ彰宏の足がそれを許さなかった。
私は両手で彰宏の手の動きを抑え込んだ。
乱暴な愛撫で少し怯えた様子の私に、今度は優しくキスをした。
初めは唇を吸い合い、次第に激しく舌を絡め合う。
そのまま床に仰向けに寝かされ荒々しく服を脱がされた。
私を全裸にすると、彰宏も裸になりそそり立った肉棒を見せつけた。
割れ目を覗き込みながら、私の顔の上に跨り、唇に肉棒を押し付けてくる。
少し口を開くと硬くなった肉棒を一気に奥まで押し込んできた。
私は嗚咽を上げながらもその行為に耐えた。
「おぉぉ…」
彰宏は私の足を開きながら声を上げた。
彰宏の指は愛液が溢れ出る膣口をこじ開け始めた。
グチュグチュと音を立てながら、次第に奥へと沈ませていく。
何本の指が入ったのか分からないが膣口にピリピリとした痛みが走った。
「んん…んっ」
指が激しく動き出し膣壁を掻きまわし出した。
「うぅ…ぅっ んぅっ!」
喉の奥まで入った肉棒のせいで声にならない声を上げた。
痛みと快感が入り混じり、私の体がビクビクと動き出す。
彰宏も耐えきれなくなったのか、私の口から肉棒を抜いた。
彰宏は私の足の間へと体を移し割れ目を思い切り開くと膣口を眺めて肉棒を押し当てた。
私の肩に手を置き、自分が突き上げるのと同時に私を引き寄せた。
子宮に当たり強い衝撃が体中を突き抜ける。
「ああぁぁぁっ!」
今までにないくらい大きな声を上げる。
強く突き上げられるうち、何とも言えない快感の波に襲われ出した。
無意識のうちに私の手は彰宏のお尻を自分へと引き寄せていた。
膣壁と肉棒が擦り合うグチュグチュといやらしい音が更に大きく部屋に響き渡る。
「あぅぅ… いっちゃいそう…っっ」
「…俺も いく…」
そうして二人で絶頂を迎えた…。
この日以来、彰宏は毎日のように私の部屋にくるようになり、
いつしか半同棲状態になっていた。
彰宏は私以上に嫉妬深く、他の男と話をするだけで私を怒鳴りつけた。
ある時、ライブの打ち上げの際、たまたま隣に座った男の子が同じ地元だった。
地元話しに盛り上がり楽しげに会話する姿を、 彰宏は少し離れた席でじっと見ていた。
(まずい…)
私はトイレに行くふりをして席を立った。
後ろから近づく彰宏の気配を感じる。
急いでトイレに入ろうとしたが腕を掴まれた。
「何イチャついてんだよ!」
「別に…」
しばらく無言で私を睨みつけた。
「帰るぞ」
そう言って皆の所へは戻らず、そのままタクシーに乗せられた。
10分程度の道のりだったが、私達の雰囲気を察してか運転手も話しかけてはこなかった。
マンションに着き、無言のまま部屋へと入った。
部屋の電気を付けた途端、何やら私を怒鳴りつけてはいたが、
酔ったせいもあり、私は適当に聞き流していた。
それが彰宏の勘に触ったのか突然私をベッドに突き倒した。
そして乱暴に私のジーンズとショーツを引きずり下ろす。
「そのまま待ってろ」
そう言って洗面所からT字のカミソリとシェービングムースを持ってきた。
「お前、あいつと浮気しようとしただろう?」
「そんな訳ないでしょ!」
「今しなくてもいつかするだろ?」
「絶対しないから!」
「そんなの分かんねぇ。人前で脱げないようにしてやる」
「イヤ!!」
「いいから動くな!」
最後にもの凄い声で怒鳴られ、私は仕方なく従った。
M字に開いた足の間に見える陰毛全体にシェービングムースを付け始めた。
ひんやりした感触とメンソールのスーッとした感触が伝わって来た。
右手にっ持ったカミソリをヘソの下辺りに置き、少しずつ下へと滑らせる。
次第にジョリジョリとした音が聞こえ出した。
痛くはなかったが、たまに陰毛が引っかかるような感じがした。
彰宏は剃り味を確かめるかのように、毛のなくなった部分を指で触っていた。
恥骨の辺りを剃り終え、割れ目の両脇へと移動していった。
「動いたらクリトリス削ぐぞ」
そうは言ったが、完全に諦めて天井をただ見つめる私は動く訳がない。
指に付いたシェービングムースを粘膜の部分に擦りつけた。
割れ目が急に熱くなり、愛液が薄っすら浮き上がってくる感覚がした。
彰宏は剃り残しがないか何度も指で確かめ、納得が入ったのか濡れたタオルを持ってきて残ったシェービングムースを丹念にふき取った。
「マンコ丸見えだよ」
さっきまでの口調とは全く違い、子供のようにはしゃぎながら言った。
「お前も見ろよ」
そう言われ、上半身を起こし股間を覗き込んだ。
黒く茂った陰毛はきれいに無くなり、いやらしいモノが丸見えになっていた。
「これじゃ恥ずかしくて浮気も出来ないよな」
浮気どころか温泉にも行けないわよ!内心思った。
彰宏はツルツルになった部分に舌を這わせ出した。
恥骨の辺りから吸ったり舐めたりを繰り返しながら割れ目へと近づく。
いつもと違う感触が伝わってくる。
気がつくと愛液が流れだし、彰宏はそれをすくう様に舐め上げていた。
彰宏は自分のジーンズを下ろし硬くなった肉棒を自分の手で扱いていた。
剥き出しになったクリトリスを強く吸ったかと思うと今度は歯を立てる。
「いぃっ… いたっ…っ」
私の反応など構わず、歯を立てたまま膣に指をねじ込み膣壁を掻きまわした。
痛みと快感が私を襲う。
開いていた私の足は彰宏の頭を挟みこんでいた。
激しく動く彰宏の指と口からは何とも言えないいやらしい音を立てていた。
「あぁぁぁっ! もうダメ!」
私は彰宏の頭を抑えつけ、膣壁をヒクつかせながら絶頂に達してしまった。
それを見届け彰宏は私に馬乗りになり、
自分で肉棒を扱きながら、私の顔めがけて勢いよく射精した。
混濁した意識の中、顔を流れ落ちる生温かいモノを感じていた…。
その後も何かと理由をつけては剃毛された。
剃毛だけならまだしも、SMの世界に興味のあった彰宏は、
私に色々なプレイを強要した。
それは私の「M」を開花させたものでもあるが、
反面、封印したい過去でもある。
彰宏の女グセの悪さが原因で2年半続いたこの生活に終止符を打った。
泣きながらすがって謝る彰宏を私は許さなかった。
浮気に対して怒ったと言うよりも、別れるきっかけが出来た事でホッとしていた。
あのまま付き合い続けていたら…と思うと少し怖くなる…。
今更、昔の男に会って忘れていた自分を思い出すか、
それともT氏に導かれ、新しい自分を見つけるか…。
そんな事、考えるまでもない。
T氏との深いセックスの方が今の私にはとても価値あるものなのだから…。
-終わり-
THEME : 官能小説 - GENRE :
アダルト
<< エロ主婦の集いpart2 (独り言)
| TOP |
体調管理 (独り言) >>